今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
ゴールデンウィークが近づいてくると、にわかにクリーニング屋さんも活気づいてきます。
衣替えの時期だからですね。
早い地域では3月末あたりからクリーニングが集まりだします。
年によって違いますが、だんだんと遅くなってきている傾向がありまして、ここ数年ではゴールデンウィークを挟んだ前後に一番クリーニングが集中するようです。
そんな時期になると、ネット上にはいろんな情報が飛び交います。
中でも、最近気になるのがクリーニングに批判的な記事。
目立ちますねえ、いろんな所で目にします。
クリーニングすると傷む、とか。
汚れが落ちない、とか。
ちょっと読んでみると、クリーニングに出すのをためらってしまうような記事がちらほら。
もし僕が消費者の立場だったら、まず間違いなくクリーニングに出さないかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
そのホームページやブログ、だれが書いているんでしょうか?
一見すると、誰かが善意で書いているようにも思えるんですが、実は今クリーニングに批判的なことを書いているブログのほとんどがある目的のために作られている事が多いんです。
皆さん、アフィリエイトってご存知ですか?
ブログやホームページに、商品などのリンクや広告を張って、そこをクリックしてもらう事で報酬を得る、そんなサービスがあります。
ちょっと前に、家に居ながらお小遣いが稼げる、とか、副業として毎月○十万円稼げる!みたいなのがありましたが、まさにそれです。
今も形を変えながら、巧妙に隠しつつ宣伝されているんです。
この手のものに共通しているのが、クリーニングを否定することと、クリーニングよりもこっちの方がいいよと、洗剤のリンクが張られていること、の二つがあります。
親切に洗たくの仕方を教えてくれているように見せかけて、実は洗剤のリンクを踏ませ、報酬を得ているわけです。
クリーニングは徹底的に批判をし、洗剤はこれ以上ないくらい簡単だ、きれいになる、とべた褒めします。
そして、みんなそうやって得をしている、と締めくくるわけです。
・・・・・・・、ウソだ。
書いている人たちも、自分で使ったことなんてないでしょうね。
どこかから記事をコピーしてきて、さも自分でやったかのように書いているだけ。
もし自分でやったことあるなら、そんな簡単に話なんてできるはずないですから。
自分でやってみて、うまくいくものもありますが、思いがけずおかしくなってしまうものもたくさんあります。
もし、自分でやっていたのなら、必ず失敗をしているので、その話も書くはず。
いい話ばかり書く人たちは信用が出来ません。
今はいろんな形で収入を得られます。
皆さんが気付かないところで、こうして誘導され、目先の報酬が欲しいがためにクリーニングに対して悪いイメージを持たされているんですよね。
ふつうにしていれば、クリーニングに出して来年も着る事が出来たかもしれないのに、自分でやってみて失敗して着れなくなってしまう事も出てきていると思います。
皆さん、騙されないようにしてくださいね。
今週末からいよいよ連休です。
お出かけもよし、衣替えもよし。
いい連休をお迎えください。
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