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いい服の定義は洗える事、だと思います。

今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。



いい服の定義ってなにかな?と先日お客様と話をしていました。


簡単に言うと、安くていいもの。
でも、安い商品ならたくさんありますし、安くても丈夫でないものもある。
また、いいものの基準もよくわからないなあ、と。

服って、いろんな人の趣味や嗜好、価値観が詰まっていると思うんですね。
いいものの定義は人それぞれにたくさんあるのかもしれません。

ブランドものがいいという人もいるでしょう。
しっかりこだわりを持って作られてるし、デザインも秀逸。

また、ユニクロを代表するようなファストファッションがいいという人もいます。
お手頃な価格で着られて、割と服も丈夫。
そんなに変じゃないし、と。

僕らクリーニング屋さんはどの話を聞いても、そうだよなあ、と納得をします。


ただ、明確に他の方達と違うのは、僕らがいい服と思う定義がはっきりとあるんです。


それは、洗えること。


洗えない服は、ブランドものだろうがファッション性に優れていようが、安かろうがダメなんです。

服は、洗えないといけないんですよ。


なぜか?



服には使用するサイクルというのがあるんですね。

着用する、汚れたので洗う、また着る。


これで一つのサイクルなんです。
これができないといけない、と言われています。

洗えない、と言うのは、洗うのに支障がある、と言うこと。
そもそも洗えないのも問題だし、洗ったら変化が起きてしまうのも問題です。


きちんとした服は、着用しても、洗っても、極力変化が起きないように設計され、作り込まれてきています。
安い服でも、守らなければいけないルールはありますから、それなりの品質が保たれているのはこういうことをしっかりと守ってるから。

でも、どんな仕事もそうですが、手を抜こうと思ったらとことん手は抜けちゃうものなんですよね。

意味のある仕事も、その意味を知らない人がやろうとすると、理由もわからずに簡素化してしまう、よくある話です。

この作業、無駄だよね、と言うのは得てして現場を知らない人たち。
アパレル業も製造工程が分離し複雑化しているので、難しくなっているようですよ。


服が安くなって、洗わないで使い捨てる商品も今後出るかもしれません。
あくまでも可能性ですけどね…。
でも、結局、着用できるレベルの品質、耐久性を持たせようとすると、着て、洗って、また着る、と言うサイクルに乗れるほどの品質になってしまうんだろうな、とも思いますね。


やはり、洗えるのはとても大事なことです。


今は、洗濯絵表示からは読み取れない事がたくさんあります。
今後、改正されて絵表示を見れば洗えるか、洗えないかの判断がつくようになりますが、ここはプロの出番、クリーニング屋さんに色々聞いてみるといいと思いますよ。

洗えるもの、洗えないもの、買っちゃいけないものなんかも教えてくれます。
クリーニング屋さんはプロですからね、そのプロが判断するのはより確実になります。
ぜひ、相談してみてくださいね。


相談するときは、受け渡しだけのお店だと厳しいかもしれません。
後ろの方で洗ったり仕上げをしているクリーニング屋さんですと、国家資格のクリーニング師を持ってる人がいますので確実です。




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クリーニングが必要な人と要らない人。
今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。



クリーニングが自分に必要か?そんな事を考えたことはありませんか?
クリーニングってお金かかるし、なんか贅沢しているような感じだし、自分はそんないい衣服を持っていないし。
クリーニングに出す必要があるのかな?


たまにこういう風な話を聞くことがあるんです。
クリーニングの必要な人と要らない人、僕事個人的には、クリーニングは誰でも必要なものだと思っています。
みなさんがお持ちになっている服の中で、クリーニングが適している服が必ずあるからです。


クリーニングが必要な人はどんな人かなあ、と考えました。

一番多いのが忙しい人。
共働きであったり、忙しくてyシャツなどを自分で洗うような時間が取れない人。
こういう方はクリーニングが必要です。

クリーニングを利用することで時間を買う感じなんでしょうね。
自分で洗って、アイロンを掛ける。
これ、かなり時間が必要なんですよ。
朝から晩まで働いている人、子育て中で時間に追われている人、そういう方はクリーニングを利用することで時間を上手に使えるようになります。

また、スーツを普段から着用している人もクリーニングは必要です。


今は水洗いできるスーツと言うのも売られていますが、水洗いできるスーツでさえ、汚れているときはクリーニング店にお持ちください、と明記されています。
スーツは安くないですからね、なるべく長く着用するためにもクリーニングが必要です。

いわゆるアウターを多く持っている人も、クリーニングが必要ですよ。
最近は何でもかんでも水洗いをしてしまう人がいますが、しわくちゃなアウターを着ている人が最近増えてきました。
アウターは、一番最初に人に見られるものですし、おしゃれなものが多いので、気を使ってあげたほうがいいと思うんですね。
ここはクリーニングの出番です。


逆に、クリーニングが要らない人ってどんなだろう?と考えてみると、汚れ仕事の多い人に言えるのかな、と思います。


たとえば作業着を常に来ている仕事をしている人は、きれいに着ることよりも、ある程度汚れが落ちてくれて、翌日すぐ着ることができることが大事。
となると、クリーニング屋さんに持っていって、数日時間がかかるよりも、返ってきてその場で洗濯をして、翌日しわのままでも着ていけるほうが望ましいんですね。

また、下着類もクリーニングには出しません。
Tシャツもクリーニングには出ますが、やはり毎日着るものですから、回転が必要。
日数のかかるクリーニングでは困ってしまいます。


しかし、一見必要なないようなこれらのものも、クリーニングに出てくるんです。
作業着などは、大きな建築現場さんだと、忙しすぎて作業着の洗濯なんか気にかけていられないんですね。
そういう時はクリーニング屋さんに頼んで、集配をしてもらったりします。

また、Tシャツもお気に入りのものをクリーニングに出す人はかなりいらっしゃいますよ。
このケースは、日常着なんだけど、大事にしたい、と言うことなんでしょうね。


クリーニングが必要な必要でないかは、生活シーンに大きく影響されていいると思います。
やはり、人に見られる仕事、人と接触をするような仕事についている人は、クリーニングは必須になるのではないでしょうか。
自分で洗っているものと、クリーニングしたものは、分かっちゃいますからね。

また、人に見られない、見られても影響がない、下に隠れてる、そんなアイテムはクリーニングに出す必要がないんだと思います。


自分の生活シーンをよく見直して、上手にクリーニングと洗濯を使い分けてくださいね






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