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一番困るのは、しみの種類が分からないときですよね。
今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。


先日、友人の横倉さんがテレビに出演していました。
魔法水なる、とても便利な染み抜き剤のお話をされて実演されていましたね。
とても詳しく、また出来ないものなど注意喚起も分かりやすく見せてくれたので、参考になった消費者の方も多かったんではないか、と思います。


ネット上には、染み抜きのやり方を説明してくれるサイトが増えました。
素人から、プロのクリーニング屋さんまで、さまざまな人が家庭で出来る染み抜きの方法を教えてくれています。


見ていて僕が思うのは、しみや汚れ絵の種類、服の素材が分かっているときはいいなあと思うんです。
でも、たいていが汚れがいつついたか分からないし、何の汚れがついたか分かりません。
しみの種類によっては、間違った方法でやると余計にひどくなるものもあるので、しみの種類が分からないときには厳しいなあと思うんです。



クリーニング屋さんとご家庭での染み抜きの一番の違い。

それは、分からないしみでも落とせるところだと思います。
家庭では、繊維の知識やしみの知識、洗剤や漂白剤の知識などがないので、一定の条件の下でできるしみ抜きしかやることが出来ません。


汚れの種類が分かっていて、生地の種類が分かっていて、生地の色もある程度特定されていて、などですね。


これらの条件がそろっている前提で、染み抜きをおこうなうことが出来ます。


ところが、クリーニング屋さんの場合、生地は見て確認をすればいいですが、汚れの種類はお客様のいつつけたか何をつけたか分からないので、不明なことが多いんです。
それでも、きれいにしなければいけない、いや、するんですよ。(笑)

クリーニング師という国家資格には、しみの判別と言う項目があります。
ついているしみを見て、どんなしみか?判断すると言う試験があるんです。
また、分からなくても、経験からまたその場でテストをしてみて、最適な染み抜き方法を選ぶのもプロのやり方。


知識と経験があるから出来る芸当ですね。



しみの種類が分からないとき、そんな時は、やってみよう!ではなく、クリーニング屋さんへお持ちください。
それがきれいになる一番の近道になります。







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服は割に合わない?
今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。


昨日気になる記事を見つけました。
服を買うモチベーションは変化した?
というもの。


町の声が載っていますが、変化しているようです。
消費税増税、物価の上昇。生活の変化、給料の減額、もろもろ理由があるようです。

必要なものがそろったら気持ちがなくなったとか、今売られているものに面白いものがない、と言うご意見も。

中には、割に合わない、と言うご意見もありました。

僕はここをちょっとピックアップしてみたいと思います。


服が割に合わない、と言うのは、値段と品質がつりあっていない、ということを指していると思います。

大したデザインでないのに高い、とか。
買っても二年くらいで着られなくなってしまうので割に合わないとか。
いくつか考えられると思います。


アパレルさんも、毎年毎年、デザインを変えてます。
そのせいで、ぜんぜん着ることができる服も、ちょっとしたデザインの違いで古臭く感じて着ることができなくなってしまうこともあるようです。


もうひとつ、服そのものが変化している、と言うこともあります

昔に比べて、服を作る技術が上がっています。
技術が上がるとどうなるか?

糸が細くなるんです。

糸が細くなると、いろいろなメリットが出てきます。
肌触りがよくなる、高級感が出る、などなど。
反面、細い分だけもろくなったりします。


ここも影響をしているんだろうな、と思うんです。

昔と違い、糸が細くなった分、脆くもなっています。
破れたりすることはめったにありませんが、細かい傷みが出やすくなっていて、着用を繰り返したり、洗ったりすると変化を大きくするような衣類が増えているんです。

二年でだめになる、と言う人がいるのはこのせいでしょう。


また、クリーニングに出さずに自宅で洗う人も増えました。
水で洗うと、服には大きなダメージが与えられます。
水は、汚れを落とす力も強いですが、反面、服に与える影響も半端なくでかいんです。
家で繰り返し洗うことで、消耗が激しくなっている、と言うこともあります。

あと、卵が先か鶏が先か、と言うような話になってしまいますが、割に合わないので着数を持たない、結果同じ服を着る回数が増えて、長持ちしなくなる、と言うことも。
ここまで来ると負の連鎖と言っても過言ではありませんね・・・・・。



クリーニング屋の立場から言わせていただくと、割に合わない服というのも確かに存在します。
でも、それは稀なもので、大半の商品は、きちんと着用し、クリーニングをしていれば、十分元を取るだけ着ることができるようになっています。


皆さん、服の扱い方に問題があるのかもしれませんよ?


同じ服を休ませずに何度も着ていませんか?

手洗いをすれば傷まない、と、自分で水で洗っていませんか?


洗うとだめになるからと、一年以上洗わないで放置していませんか?


全部間違いです。
大事にしたかったら、服をきちんと休ませましょう。
そのために、服の数を増やしましょう。
そして、着用でついた汚れはクリーニングが一番安全です。
定期的にクリーニングに出しましょう。

洗わないで置いたら・・・・・、汗や食べこぼしなんかで服が変色しますよ。
虫にも食われるリスクが高まります。


洗わないで置くのが一番ダメです。
気をつけてくださいね。







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