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突然の雨(夕立・ゲリラ豪雨)に備えて!
 こんにちは! 京都の クリーニング師繊維製品品質管理士 の村山@京都す。
先ず、お断り。

私のブログ当番日は 「7月31日(水)」だったのですが、その日のうちにアップ出来なかったので、今、これを書いているのは実は翌日「8月1日(木)」、それを7月31日付けでアップする事、その点どうかご了承ください<(_ _)>

今年の夏、8月に入っても天候が安定しませんね。この時期でも未だ梅雨明けしていない所も有ったり、かと思えば酷暑となっている所も有ります。

早く例年の日本らしい「夏」になって欲しいですね。

で、以前からの日本らしい夏と言うと強い日差し、そして午後になると青い空に湧き上がる入道雲、そしてその雲によって起きる「夕立」。

しかし昨今はそんな風情など吹っ飛ばして、局所的に大きな被害を起こす「ゲリラ豪雨」に変わってしまいましたが。。。

この時期、部屋の中はエアコンが無いと室温も上がり、湿度も上がります。

こうなると人間もキツイですが、タンスやクローゼットに保管している衣類や布団などもかなりキツイ状態となります。

天気が良ければほんの数時間でも窓やタンス・クローゼットを開放したり、布団を外に干したりすればかなりダメージを防げますね!

しかしやはり怖いのは突然の雨!襲って来る前に窓を閉め布団を入れておかないと大変な事に。

しかし予報技術のかなりの進歩で、今は予め雨が来るのをかなり早くから察知出来ます。

PCを見る事が出来る方は
雨雲の動きがかなり詳しくリアルに見る事が出来るこちらがお薦めです!


後、スマホや携帯でも Yahooの「雨雲ズームレーダー」など色々なアプリが有りますので使いやすい物をご利用くださいね!

こうした情報を手に入れる事によって家の中でも、そして外でも突然の夕立(ゲリラ豪雨)に対処しやすくなりますね♪

しかし残念ながら間に合わず雨に濡れてしまった時、着ておられる衣類や布団などはそのままにせず、まず確実に乾かし、洗濯機できれいな水・洗剤でしっかり洗って乾かす、そしてさらに家で洗えないものは私たち専門のクリーニング店にお任せ下さいね♪

(濡れたままで置いておくとカビの発生や、物によれば色泣き発生、変色などで大変な事になりますよ!)

本日の担当は 京都の クリーニング師 ・ 繊維製品管理士 の 村山@京都
でした。今回もお読みいただき有難うございました<(_ _)>

(ちなみに私は気象予報士では有りません(汗))

==============================
















本当に節約になっているの?
洗濯の扉、本日は隔週月曜日に登場する男、横浜の伊藤が担当です。
7月もあと3日。
みなさ〜ん、夏休みも四分の一が終わってしまいますよ!
小学生の頃は、7月中に宿題を終わらせよう!なんて目標を立ててみましたが、実行された事はありませんでした。(笑)

ちょっとお仕事のお話を。

私のお店にも電話で洗濯についてのお問い合わせがあります。
「あれ洗えますか?」
「クリーニング代いくらぐらいですか?」などなど。
たくさんのクリーニング屋さんの中から当店をお選びになって、お問い合わせくださりありがたい事です。

ただ、単純な物販業ではありませんので電話でお答えできるのにも限界があります。
そして委託業ですので、その品物をお預かりしてお返しするという往復の手間も生じてしまいます。

先日、こんなお問い合わせがありました。

白いコットンのカーデガンを手洗いして脱水する時にデニムと一緒に絞ってしまい、色が移ってしまったというのです。
その色を落としたいのですが、当店に預けて落とせるか?ということでした。
漂白剤などでだいぶトライした後でのご相談です。(汗)

どの程度の色移りかは写真を送っていただいて分かるのですが、やはり現物を見ないとわかりません。
何よりも、やってみなければわからない・・これが正直なところです。
ご近所さんではないので、往復の送料が2000円弱かかります。
それプラスでクリーニング代ですから、すぐに送ってくださいとも言えないですしね。
横浜市内の方でしたから、ご近所に私の知ったお店があればご紹介も出来るのですが、あいにくそのようなお店も無く・・。

結局ご自分でトライしてみるというので、落とし方をメールでレクチャーしたところ、筋がよろしかったのか、ほとんど落ちたというメールをいただきました。
ボタンホールの近辺に薄く色が残ったものの、あとは落ちたという事です。

ここに、私たちとの立場の違いがでています。
ご自分で失敗されて、ご自分でリカバリーしたら完璧でないけど落とす事ができた。
それは失敗した後悔を上回る喜びでもある訳です。

翻って、私たち業者の場合。
少し残ったボタンホール周りの色が許されないのですよ。
あらゆる手段を想像しながら、なるべく落とし残りが無いようにしなければなりません。

ネットや雑誌の情報などで、家で洗えないと思っていたアイテムもこうすれば洗えるなんて情報が氾濫しています。
多くの方々が「クリーニング」「洗濯」に興味を持っていただけるというのは嬉しい事です。
しかし、ここに落とし穴も存在するのですよ。

「洗える」と「綺麗になる」との違いです。

例えば、ダウンがご家庭で洗えた!
家族みんなのダウンをクリーニング屋さんに出したら何千円も取られちゃうけど、節約しちゃった〜
そちらの喜びが大きいですよね。
エリや袖口の汚れが多少残ろうが、一部分のダウンがペっちゃんこのまんまだろうが、「ま、いいか」になってしまってませんか?

ダウンでなくとも、セーターなどのニット類でしたってご自分でトライされる方が増えています。
結果、若干縮んだりスタイルが崩れたりしたセーターを着た方が街中で見受けられるようになります。

極論しますと、これは貧しかった頃の日本の社会と同じです。

その昔、昭和30年代前半まではクリーニング屋さんの存在は今ほどありふれたものではありませんでした。
ウールのセーターなども当たり前のように家庭洗濯で洗っていました。
セーター自体も製品ではなく、皆さんお手製の「手編み」だったりして・・・。
当時の写真などを見ますと、目が詰まったり毛玉だらけのセーターや形の崩れた防寒着が気にかかります。

いくら景気が悪いといいましても、あの頃とは違います。
でも、生活の中身は間違いなく、あの頃の時代に逆行してしまっているのかもしれません。

単に「洗える」から「ファッションケア」の考え方にシフト!
すべてのファッションアイテムはクリーニング屋さんへと申したいのではありません。
いえ、そうしていただくとホントはありがたいのですが・・・(笑)
豊かな現代を楽しく過ごすのでしたら、ファッションのメンテナンスには単に「節約」だけを心がけない方が賢明だと思います。





虫食い穴加工(?)

みなさん、こんにちは。

本日の洗濯の扉は、米井敏進(よねちゃん)  がお送りいたします。


夏も本番に差し掛かりました。

熱中症など、猛暑の被害が全国各地で起きています。
暑さ対策、万全に行ってくださいね。

さて、夏にクリーニングに出されるものって何だと思いますか?

もちろん、夏物衣類です^^;。

でも、夏物だけでなく、
洗い忘れられていた冬物などもちょくちょく
出ます。

そんな中で、
セーター類など虫穴被害を受けている衣類を
見かける事も少なくありません。

衣類の繊維を食べる害虫たちは、
5月〜梅雨時期にかけて活動する物が多いんですね。

虫たちは汚れも大好き。
汚れの成分が調味料となって
繊維をより美味しくしてくれるみたいです(^^;。

冬に汚れが付いたまま、梅雨時期を越えた
衣類を、虫たちの幼虫がパクパクと食べ散らかす
訳です。

怖いでしょ?

なので、やはり衣替え時期である
春の時期にキチッと洗って仕舞う事が必要なんですね。

もし、虫食い穴被害などございましたら、
最近はクリーニング屋さんでも
お直しをしているところが多いので、
一度、お尋ねくださいね。


そーいえば、ファッション誌を読んでいて、
こんなのがありました。



MARC JACOBSの秋の新作。

赤いセーターに、
なんと虫食い穴の加工が。

もちろん、虫が本当に食った訳でありませんよ。
そーいったデザインなんですなぁ。
ハズシが効いてますね〜。


さりげない虫食い穴。

これは良いですが、

やっちまった虫食い穴。


これはNG(笑。

注意しましょうね。


クリーニング屋さんも
このセーターのお直しはお客様に
おススメしないで下さいね(笑。

怒られますよ(笑。
でも判断難し〜〜〜^^;.




コスプレのクリーニング屋さん。
 今日の洗濯の扉、担当は東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。




さてさて、7月15日の洗たくの扉の投稿、覚えていらっしゃいますでしょうか?
隔週月曜エントリーの男、横浜の伊藤さんが書いたものです。

内容はこちら。





伊藤さんらしい文章ですよね。(笑)
どんなコスチュームのクリーニング屋さんがいいですか?なんて、そんなこと言っていいのかよ?と思わず突っ込んじゃいましたが、実は数年前にコスプレをしているクリーニング屋さんが実在したんですよ。



場所は、秋葉原。(笑)



クリーニング屋さんは年に一回、大きな展示会をするんですが、その年の展示会は東京だったんですね。
で、地方から来た友達が、どこかへ連れて行ってくれ、と言うわけなんです。
こちらも、せっかく上京して来たんだからと、滅多に見られないものや面白そうなものを探して連れて行くんですが、リクエストの中に、コスプレのクリーニング屋さん、と言うのがあったんですね。


で、調べてみると、あったんですよ、秋葉原に。



ところが。




僕らが行こうとしたときに、すでに閉店してしまった後だったんです。
一月ほど前にやめてしまったとか。
見んな残念がっていましたねえ・・・・、仕方がないので、お店の後だけ見にいったりして。
そうそう、AKB48のライブをやっていましたね、そういえば。
あのビルの中にあったんですよ。
まだ、AKB48がそれ程騒ぎになっていなかった頃の話、もし今だったら、コスプレのクリーニング屋さんがメインなのか、AKB48のライブがメインなのか、分からなかったかもしれません。




そして、数年後の事。
また東京で展示会が開催されまして、地方から来た友達を、案内していたんですよ。
今回案内したのが、コスプレのクリーニング屋さん。(爆)



でも、前回と違いまして、今回のはコスプレの衣装をクリーニングする、クリーニング屋さんの話。
やはり秋葉原にありまして、地下でひっそりと営業されているんですね。
しかも、無人、ロッカーだけ。
コスプレの衣装をロッカーに預け、出来上がったら、ロッカーから引き取ると言うシステム。



そんなクリーニング屋さんを見学したこともありました。



コスプレをするクリーニング屋さん、探せばあるかもしれませんね。
白衣を着たクリーニング屋さんや、作務衣を着ているクリーニング屋さんは知っています。
もし、本格的なコスプレをしているクリーニング屋さんを知っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
見学に行きますんで。(笑)



情報、お待ちしております。







ビキニで受付!?
3連休の最終日〜
洗濯の扉、本日は隔週月曜エントリー男、横浜の伊藤が担当です。

早々と梅雨明けしたら猛暑猛暑の毎日ですね。
今日の祝日は「海の日」ということで、まさに夏休みも間近!
水平線にウインドサーフィン、ビーチではビキニの女の子が甲羅干し・・
なんて、まさに絵に描いた様な夏の情景が目に浮かびます。(笑)

私の店でアイロンをかけている職人さんは、色々なお店を渡り歩いているんです。
それで、海水浴場近くのクリーニング屋さんでアイロンをかけた事があるそうです。
今は少なくなりましたが、昔のクリーニング屋さんてお店の正面で道路に向かってアイロンをかけているレイアウトが多かったのですね。
つまりアイロンをかけながら顔を上げると、目の前に通行人がいる訳です。

やってられないよ!
こっちが暑い最中にふぅふぅ言いながらアイロンかけてるのに、目の間にビキニの女の子が歩いてるんだぜ!

そりゃ仕事に集中できませんねぇ。

ちょっと考えたのですが、飲食業会ではフーターズの様にちょっとセクシー系の制服で接客するお店も人気ですね。
夏限定で、ビキニのおねえさんがクリーニングの受付をしてくれるお店
・・・湘南辺りではあってもいいですよね?

う〜ん。ギリギリでアウトですかね〜
ナース姿で受付をするクリーニング屋さんは、現実に存在するのですが。。。いえ、本当に。(笑)

皆さん、どんなクリーニング屋さんがあったらいいな〜と思います?
コスチューム編ですけど・・・笑


洗顔から見る衣類のよごれ

夏本番です。


もう梅雨は明けたようです。


ほんと暑いです。
毎日猛暑ですし・・。

汗を掻くと顔も体もベトベト。
ほんと気持ち悪いですよね〜。


そんな時は早く帰って洗顔をしたり
お風呂入ってすっきりしたくなります。



特に
女性はお化粧しているので、
夏場のお肌の手入れは
大変なことだと思います。


なんとなく
洗顔の事を調べていると
洗顔って衣類の洗濯に近いな〜と思いました。


肌につく汚れも 服につく汚れも
基本的に一緒。

だって、

顔の汚れは

「肌から出る汚れ」と「大気などの汚れ」「メイク汚れ」。



服に付く汚れの大半も、

「肌から出る汚れ」や「塵やホコリ汚れ」

そして女性なら「メイク汚れ」なんかも服に付きますよね。


男性も、、、、、


ワイシャツに口紅とか、、、、(笑。



ま、



それは置いといて…(汗




肌に付く汚れを分けてみると、

 油性汚れ:メイク、肌の中から出てくる皮脂、大気中の油分
 水性汚れ:チリ・ホコリ(菌)、汗(尿素・塩分)、古い角質(垢)など

とこんな風になります。


衣類に付く汚れの大半も分けると似ていて、

油性汚れ水性汚れに分類されます。



洗顔では、

クレンジングで油性の大半の汚れを落とし、
後は、泡立てた石鹸などで水性の汚れを軽く落としていく。

これをダブル洗顔っていうんですね。
(女性から当たり前という突っ込みがきそうですね^^;)。

 
そういえば、
クリーニング屋さんにもダブルクリーニングって
メニューをしているお店もありますが、

それは、

油性汚れの除去=ドライクリーニング
水洗い・水性汚れの除去=ウェットクリーニング

の二つをしている訳なんですね。

メニューはなくても
この洗い方をやってるお店もたくさんあります。




洗顔に洗い方のコツがあるように
洗濯にも洗い方のコツがあります。


そして
洗顔で、肌の質に合わせ
クレンジング剤・洗顔剤・洗い方・すすぎ方を変えて洗うように

クリーニングでも
素材・デザインに合わせて
洗剤・洗い方・すすぎ方などを変えて洗っています。


こんな風に考えると



洗顔も洗濯も

洗うって意味では一緒だな〜っと思います。



私、男ですが
なんだか、こんなこと書いていると、
クレンジングから始めてみたくなってきました^^。

残業して、

顔もテッカテカなので

早くお風呂に入って正しい洗顔したいと
思います(笑。


服も洗ってキレイにしよっと。


以上

本日の洗濯の扉は、米井敏進(よねちゃん)  がお送りしました





Tシャツ 黄ばんでないですよね〜
 暑いですね〜

まだまだ、梅雨真っ盛りの福島です(^^;

この時期 湿気と高温でぐったりの今日が誕生日tamaが御贈り致します。



この季節になると、もう私のお店では 私も嫁も

短パンTシャツで接客させていただいております(汗

本日のお題 「tシャツ黄ばんでいないですよね〜」

数年前に有った お客様との会話です。


永年ご利用のお客様が嫁のTシャツを見て一言

お客様「それって、クリーニングされてるんですよね」

嫁   「・・・? はい、そうですよ?」

お客様 「もう何年もそれ着てらっしゃいますよね」

嫁  「そうですね〜(汗」

お客様 「黄ばみも無いし白いですよね〜
  
     アイロンも掛けていらっしゃるんですよね〜
     綺麗でよすよね〜」





そうなんですね

我が家のTシャツはすべて、クリーニング店品質のTシャツなので

皆さんの家庭洗濯のTシャツとは長年着てるとまったく変わって

来るんですね。

たまたまTシャツ好きのそのお客様

嫁のTシャツが何年も同じものをずっ〜と着続けているのに気づいて

あまりの変わりのなさに驚いての質問だったようです。


それからと言うもの そのお客様 お気に入りのTシャツは

もちろんクリーニング店でのクリーニングになりました。




最近では スーパークールビズなんて言って

今までワイシャツだった会社でもポロシャツで

出勤なんて事が多くなってると思いますが

これもやはり、若干糊を効かせてアイロン掛けたら

見栄えがパリッとして颯爽としますので

時間が無い方は クールビズのポロシャツなども

クリーニング店へお任せしてみてはいかがでしょうか?








 
 
 

クリーニングとおうちクリーニング、どっちがキレイでしょう?
 梅雨が明けて、暑い日が続きますね。
暑いのが苦手・・・・なのはみんな知ってる(笑)、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。



実は、先日当店でちょっとしたトラブルがありました。



ある病院から、エプロンをお預かりしまして、クリーニングをしてお届けしたんです。
すると、お届けしてから1分も経たない内に携帯に電話が。
すぐ戻ってきてほしいっ!との事でしたので、すぐ戻ったんです。


すると、エプロンにシミがある、とおっしゃるんですね。
もう一度確認をすると、確かにエプロンの前の方にシミがぽつんとあります。



これでは着ることが出来ない、とお客様、ご立腹。


通常、病院の品物は目に見える汚れもさることながら、一番の目的は殺菌・除菌なんです。
病院のものを洗うときには、洗い方が法律で指定されているんですよね。
当店でも今までにいろんな所の病院の品物をお預かりして来ていますので、今までどおり、指定されたとおりのクリーニングをしてお返ししたつもりだったんです。


ところが、シミが残っている、と。
そして、お客様はこう続けられたんです。



今まで自分で洗ったときには、キレイになっていたのに、シミなんて残らなかったのに。




実はこのエプロンをお預かりしたときに、ずいぶん汚れているなあと感じていたんです。
そして、その理由も分かっていたんですね。


家庭で洗っていて汚れが落ちていない状態だったんですよ。
そして、実は今回残っているというしみも、最近付いたものではなく、とても古いシミだということは一目みればすぐ分かったんです。



とにかく、現状を説明しなければいけません。



僕がした説明はこの通りでした。



このシミはとても古いしみです。
今までご家庭で洗われていたので、汚れが落ちきっておらず、全体的に汚れが落ちていなかったのでシミが落ちてなくても目立たなかったんだと思います。
そして、今回、当店でクリーニングしたことにより、表面の汚れが落ちて白くなったことにより、シミが目立って見えてしまったんだと思います。



お客様は僕がちゃんとした仕事をしてこなかったと思っていらっしゃるので、お話を信用できなかったんでしょう。



つまり、あなたは今まで汚れていたからシミに気づかなかったと?
そして、クリーニングしてキレイになったからシミが目立ったと?こう言いたいのね?



かなり強い口調に、こちらも正直ドキドキしましたが、僕にもそういいきれる根拠があったんです。



と言うのも、家庭でのおうちクリーニングと、クリーニング屋さんのクリーニング、どう考えてもクリーニング屋さんのほうが強力な洗浄方法なんですよ。
特に、病院関係の洗いは、かなり洗浄方法が厳しいんです。
これで落ちない汚れは相当頑固といっても間違いがない、それくらい強い洗浄方法で洗っているので、自分のうちで落ちて、クリーニング屋さんで落ちない、と言うことは絶対ありえない、と言う確証があったんですね。


おうちクリーニングと、僕らのクリーニングの違い、どちらがよりきれいになるか?と言う事をご説明をし、それとは別に、もう一度しみ抜きさせてください、と預かって帰る事にしたんです。
帰り際に、まだお客様が納得されていないようだったので、どうすればご理解いただけるか?と考えてたらピンときたんですね。



僕が今まで納品したエプロンや白衣の色と皆さんがご自宅で洗ったものの色と比較してみてください。
僕らが洗ったものはくすんだ汚れが一切ありませんから、並べれば一発で分かります。




そういい残して、再度お預かりして、帰ったんです。



一週間後。




何度もやり直しましたが、きれいに落とすことが出来まして、納品にうかがいました。
もし、このしみが付いてすぐのものならここまで手こずる事はないはずなんです。
ここまで大変だったという事が、しみが古いことの証明になります。



お客様のお宅の玄関をノックして、お客様に出てきていただきました。



ぼく、ドキドキしながら、こういったんです。




しみ抜き、無事に終わりました。
落ちていますから、ご確認いただいていいですか?




すると、お客様、突然こういったんです。



そんな事はいいからっ!




予想だにしない返答にびっくり。
と言うか、そのシミが問題だっただけに、そんな事はいいから、と言うのはこちらとしては困ります。
再度確認をしてもらおうと言おうとすると、僕の手からエプロンをさっと奪い去って、手に持っていた別のエプロンと並べてこういったんです。



ああっ、やっぱり白くなってる!




お客様、僕が前回帰る時に言った、比べてみてください、と言う一言が気になっていたんでしょう。
そして、残っていたもので比べてみたんではないでしょうか。
納品されたエプロンも確認をして、白さの違いにびっくりされて、僕の話をご理解いただけたみたいです。



そいて、あのシミ落ちだんだぁ・・・・、とつぶやいたのを、僕は聞き逃しませんでしたよ。(笑)



古いしみだというのに気付いてから、落ちないかもと諦めていたのかもしれませんね。




このお客様、これを機にエプロンと白衣を全部任せていただくことになりました。
たまにしか出なかったエプロンや白衣が、毎週出るようになり、今まで若干黄色かった白衣がクリーニングするたびにどんどん白くなっていくのは、クリーニングしている僕らも気持ちがいいです。





キレイってなんだろう?今回の出来事でそう感じました。
水で洗えばキレイ?
目立たなければきれい?
汚れを落としちゃったからいけなかったのかな、と思ったときもありました。


でも、違うんでしょうね。
僕らがもっと本当のキレイというものを伝えていかなければいけないんだと思います。


それ、本当にキレイになっている?
よく見てみてっ!



クリーニング屋さんに持ち困れたとき、僕らにはどこで洗ったのかたいてい分かります。
その時に、きちんと説明をしてあげなきゃいけないなあと思いました。



心より、叫びましょう。



クリーニングはキレイになるっ!







NHK 仕事ハッケン伝
 みなさん、こんばんは。白栄ランドリーの野田です。


今日は、NHKさんにクリーニング店の仕事を取り上げる番組が放送されるそうです。


それは、

NHK 仕事ハッケン伝

各界で活躍する著名人が“やってみたかった仕事”に
一週間ガチで挑む姿を追うドキュメンタリー番組。


今回は、磯山さやかさんがクリーニング店のお仕事に飛び込んだそうです。


何のお仕事でもそうですが、
自分の見えるとこがお仕事ではなく、
その奥には、いろいろな工夫と、努力が隠されているとおもいます。


その中でのクリーニングのお仕事が取材されているようです。


「クリーニング」どのような仕事なんだろ。

洗濯のプロって、どんなことしているんだろう。



興味を持たれたあなた、ぜひ、ご覧下さい。



放送時間は、
NHK 総合 7月4日(木) 午後10時00分〜10時48分まで

再放送は
NHK 総合 7月10日(水) 午後4時05分〜午後4時53分までです。


私も、録画をしつつ、見ますね。

本日もお読み頂き、ありがとうございました。




すみません。

※ 再放送の日付、間違えていました。

NHKのホームページで確認をしたところ、現在未定になっておりました。

仕事ハッケン伝のホームページでご確認くださいね。

http://www.nhk.or.jp/hakkenden/previous/index.html


一手間から生まれた、洗濯の楽しさ。
 みなさんこんにちは。クリーニング黒岩の近藤です。

いよいよ夏も近づいてきていますね。カレンダーを見れば、海の日という文字も見えます。

暑くなってくると、外で遊びたくなるのは大人も子供も同じですね。
そして、容赦なく遊んでくれるのは子供。
暑くなれば、水遊びです。そして、衣類にはしっかり泥はねなどの汚れが付きますね。
もちろん靴下も真っ黒です。

多くのお母さん方も苦労しているのではないでしょうか?

最近うちの奥さんの友達もそんな話をしていたらしく、クリーニング店で販売している石鹸を薦めたらしいんです。
洗濯する前に擦っておいて、洗濯機で洗えば綺麗になるという石鹸なんですけどね。

しばらくしてまた話を聞くと、その友だちが子供に言ったらしいんですよ。
「外でいっぱい遊んで、沢山汚しておいで」と。

やはり子供は外で泥だらけになって遊ぶのが大好きです。
でも、それだけ汚れた衣類を洗濯機に入れて、通常の洗剤だけで落とそうとしても、なかなか落ちるもんではありません。

一手間が大切なんですよ。

確かに販売した石鹸はすぐれものです。
でも、それによって生まれた一手間。
そして、その一手間から生まれた洗濯の楽しさ。


うちの奥さんから「最近洗濯が楽しい」と言っていたという話を聞いて、嬉しくなった次第です。

そう、洗濯は楽しいんですよ。

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