暑中お見舞い申し上げます。
本日は横浜のクリーニング屋、伊藤が担当します。
いよいよロンドンオリンピックが始まりました。
これから2週間、毎日ワクワクドキドキなんでしょうね。
日本選手の活躍を期待したいと思います。
スポーツといえば、ユニホームがつきもの。
このユニホームのクリーニングってどうしていると思いますか?
すぐに思い浮かぶのは、プロスポーツ。
野球やサッカーですよね。
野球は毎日汚れますよね。(笑)
サッカーの方が日程的に余裕があるように思えますが、プロチームはゲームが終われば移動になりますから、時間的に余裕がないのはどちらも同じです。
このプロチームのユニホーム、洗っているのは意外と街中の規模の小さなクリーニング屋さんということがあるんです。
ナイトゲームですと、ユニホームが入荷してくるのは夜中。
それから洗って仕上げるのですから大変です。
泥汚れも当然ありますから、ただ洗って乾かせばいいというものでもないのですね。
横浜にも、そんな仕事を長年続けていらっしゃるクリーニング屋さんがあります。
最近のスポーツはユニホームにも科学的に機能を付加しますから、素材も一筋縄ではいかないかもしれませんね。
もう14年前になりますか・・長野オリンピックの選手団の公式ユニホームをオリンピック広場で見る機会がありました。
その時の感想、意外と安っぽいな・・・(笑)
ところどころに、皮革を思わせるポリウレタンを多用していました。
当然、同じモデルをメーカーは販売していると思いますが、今頃ボロボロになっているのではないでしょうか。
ウールや絹などの自然素材は、時の流れに耐えますがウレタンは時間とともに分解してしまうのです。
オリンピックウイーク開幕ということで取り留めのない話になってしまいました。(笑)
最後にオリンピックネタをひとつ。
1964年に開催された東京オリンピックの時に、選手専用のクリーニング店が指定されたそうです。
ところが、当時は国際化というには庶民はまだまだ不慣れ・・・
早い話が、日本人の国民性と海外の選手の大らかさが合致しなかったというか(笑)、受け渡しが大変ルーズになってしまって苦労したそうです。
今のクリーニング屋さんでは考えられないことですが、人のモノでもソレソレ!って感じで持って行ってしまってトラブルになったり、料金の不払いが横行したり。
古き良き時代といえなくもないでしょうが。
そのお店で大変優良な顧客になった国はどこだかわかりますか?
今はなき、ソビエト連邦だったそうです。
何事も管理が行き届いた共産国家のソ連は、品物の受け渡しも料金の支払いも国家単位でしっかりとやってくれたそうで。
ちょっと意外な気がして興味深いエピソードです。