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本当に節約になっているの?
洗濯の扉、本日は隔週月曜日に登場する男、横浜の伊藤が担当です。
7月もあと3日。
みなさ〜ん、夏休みも四分の一が終わってしまいますよ!
小学生の頃は、7月中に宿題を終わらせよう!なんて目標を立ててみましたが、実行された事はありませんでした。(笑)

ちょっとお仕事のお話を。

私のお店にも電話で洗濯についてのお問い合わせがあります。
「あれ洗えますか?」
「クリーニング代いくらぐらいですか?」などなど。
たくさんのクリーニング屋さんの中から当店をお選びになって、お問い合わせくださりありがたい事です。

ただ、単純な物販業ではありませんので電話でお答えできるのにも限界があります。
そして委託業ですので、その品物をお預かりしてお返しするという往復の手間も生じてしまいます。

先日、こんなお問い合わせがありました。

白いコットンのカーデガンを手洗いして脱水する時にデニムと一緒に絞ってしまい、色が移ってしまったというのです。
その色を落としたいのですが、当店に預けて落とせるか?ということでした。
漂白剤などでだいぶトライした後でのご相談です。(汗)

どの程度の色移りかは写真を送っていただいて分かるのですが、やはり現物を見ないとわかりません。
何よりも、やってみなければわからない・・これが正直なところです。
ご近所さんではないので、往復の送料が2000円弱かかります。
それプラスでクリーニング代ですから、すぐに送ってくださいとも言えないですしね。
横浜市内の方でしたから、ご近所に私の知ったお店があればご紹介も出来るのですが、あいにくそのようなお店も無く・・。

結局ご自分でトライしてみるというので、落とし方をメールでレクチャーしたところ、筋がよろしかったのか、ほとんど落ちたというメールをいただきました。
ボタンホールの近辺に薄く色が残ったものの、あとは落ちたという事です。

ここに、私たちとの立場の違いがでています。
ご自分で失敗されて、ご自分でリカバリーしたら完璧でないけど落とす事ができた。
それは失敗した後悔を上回る喜びでもある訳です。

翻って、私たち業者の場合。
少し残ったボタンホール周りの色が許されないのですよ。
あらゆる手段を想像しながら、なるべく落とし残りが無いようにしなければなりません。

ネットや雑誌の情報などで、家で洗えないと思っていたアイテムもこうすれば洗えるなんて情報が氾濫しています。
多くの方々が「クリーニング」「洗濯」に興味を持っていただけるというのは嬉しい事です。
しかし、ここに落とし穴も存在するのですよ。

「洗える」と「綺麗になる」との違いです。

例えば、ダウンがご家庭で洗えた!
家族みんなのダウンをクリーニング屋さんに出したら何千円も取られちゃうけど、節約しちゃった〜
そちらの喜びが大きいですよね。
エリや袖口の汚れが多少残ろうが、一部分のダウンがペっちゃんこのまんまだろうが、「ま、いいか」になってしまってませんか?

ダウンでなくとも、セーターなどのニット類でしたってご自分でトライされる方が増えています。
結果、若干縮んだりスタイルが崩れたりしたセーターを着た方が街中で見受けられるようになります。

極論しますと、これは貧しかった頃の日本の社会と同じです。

その昔、昭和30年代前半まではクリーニング屋さんの存在は今ほどありふれたものではありませんでした。
ウールのセーターなども当たり前のように家庭洗濯で洗っていました。
セーター自体も製品ではなく、皆さんお手製の「手編み」だったりして・・・。
当時の写真などを見ますと、目が詰まったり毛玉だらけのセーターや形の崩れた防寒着が気にかかります。

いくら景気が悪いといいましても、あの頃とは違います。
でも、生活の中身は間違いなく、あの頃の時代に逆行してしまっているのかもしれません。

単に「洗える」から「ファッションケア」の考え方にシフト!
すべてのファッションアイテムはクリーニング屋さんへと申したいのではありません。
いえ、そうしていただくとホントはありがたいのですが・・・(笑)
豊かな現代を楽しく過ごすのでしたら、ファッションのメンテナンスには単に「節約」だけを心がけない方が賢明だと思います。





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