洗濯の扉ブログ記事

カレンダー

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

カテゴリー

アーカイブ

最新のコメント

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -

着心地は育てるもの。
 

お元気ですか。カジコです。

 


連休中、クリーニング屋さんに行かれた方、たくさんいらっしゃると思います。
私もその一人。冬物一式と家人(夫)のスーツとワイシャツ数枚。クリーニング屋さんに行くと、衣類の汚れや困ったことについて、お店の方と一緒に確認します。

 


確認の最後の衣類はいつも決まっていて、家人のワイシャツ。お約束事でこのようにお願いを付け加えます。

 


「ワイシャツは、着心地マックスでお願いします。」

 

・・・・・・・・・・



専門家はすべての衣類の着心地を、もっとも良い状態に仕上げてくれることは知っているのですが、ワイシャツには特別な思い入れがあります。


きっかけとなったのは、私のクリーニング屋さんデビューまでさかのぼります。5年くらい前の話。
いまでこそクリーニング屋さんへ行くことが習慣となりましたが、独身時代に足を運んだのは4歳の時に母に頼まれたお使いの1回きりでした。

 


母は、口コミで仕事になるほどの洋裁の腕前があり、家事の中で一番好きな仕事はアイロンがけ。私は大人になるまで自分で洋服を買うことなく育ち、洗濯は母まかせ。時折、自分で洗濯やアイロンをかけるのですが、翌朝には必ず“完全お直し”がなされていました(苦笑)

 



『着心地が良い服というのは、身体に合うもの。そして質の良い生地から学ぶものよ。』
折に触れ母から聞かされた言葉。服に恵まれた環境の中で育った私には疑う余地のない言葉でした。

 



やがて結婚を機に実家を離れて新生活。

まもなく洗濯で困ったことがおこりました。原因は家人のワイシャツ、です。

 


家人は身長が高く、必然的にビッグサイズ。そして新陳代謝がすこぶる良好・・大変な汗かきですぐに襟や袖口が真っ黒に。特技はペンで汚すことと食事の食べこぼし、です(笑)

 


実家では母が当たり前のように父のワイシャツを手洗いし、アイロンがけをしていました。私も不慣れながら努力をしてきたつもりですが、だんだん汚れが落ちにくくなり、少しずつ生地に強い力をかけて洗うようになりました。水の温度も時には少し熱めに。その結果、ある日、急に生地のハリを失ったように感じました。

 



どうしよう。

 



不安になって知人に相談をしました。すると、今、みなさんが思っておられるであろう同じことを、すぐにアドバイスしてくれました。



「クリーニング屋さんに相談すればいいのに。」

 



・・人の生活習慣というのは、時として恐ろしいものです。私にはワイシャツをクリーニング屋さんに出すという発想がまったくなかったのですから。

 


「身体に合う自分だけの服、質の良い生地を知るということはとても良いこと。でも君は勘違いをしている。着心地というのは、肌で感じ取るもの。そして、育てていくもの。手入れしなければ最高級の服だって着心地が悪くなる。日ごろからに肌に触れるワイシャツを専門家の手に委ねることは、かならず、君のためになるよ。相談をしにいってごらん。」

 


・・・・・・・・・・

 


着心地は育てるもの。

この言葉に背中を押され、ワイシャツを1枚持って初めてクリーニング屋さんへ相談をしにいきました。これが私のクリーニング屋さんデビューです。

 


数日後。ワイシャツを受け取りに。



・・今、ここまで書いて当時の感想を書くのに躊躇・・思わずとってしまったあの行動を書かなくてはいけないことに気づいてしまいました。

 


・・この機会に時効にしようかな(笑)

 


実はお願いしたワイシャツは、家人の一番のお気に入り。母が彼に初めてプレゼントしたものでした。ブルーグレーの発色が穏やかな細いラインのストライプ。生地のなめらかさが心地良いものでした。


店頭で手渡されたワイシャツを見た時、思い出したんです。
プレゼントされて大喜びだった彼の顔。

 


で・・喜びのあまりやってしまいました・・
せっかくきれいに畳んで包装してもらっていたのに、その場で開けて広げながら生地のなめらかな感触を確かめてしまったんです(苦笑)



その後、お店の方の手によって丁寧に畳みなおして包装してくださったことは、いうまでもありません。

 


・・・・・・・・・・

 


最後に、このワイシャツの持ち主である家人の感想を。



帰宅後、ありがとう、の言葉と同時にささっとお風呂に入ってしまいました。・・ま、こんなものなのかも。

 

ほどなく戻ってきた家人。
おもむろに袋を開けてワイシャツを羽織り、もう一度スーツ姿に・・唖然とする私の前で鏡を見ながらくるっとターンして、一言。

 






「うれしい!!僕は今、小栗旬みたいな気分だ!」

 





笑いをこらえるのが大変でしたが、相談して本当によかった。

だって、彼はワイシャツをきれいにしてもらえて、着心地を整えてもらって・・おまけに小栗旬さんの気分(?)まで味わえたのですから。

 


後で知ったことですが、彼は初めてクリーニング屋さんでクリーニングをしたワイシャツに袖を通したのだとか。


すっきりした、肌にまとわりつかない自立した着心地と、襟と袖口のパリッとした緊張感、体を動かしたときのしなやかなフィット感・・当時の彼にとって、このイメージが小栗旬さんだったのでしょう。



着心地は育てるもの。
普段使いの衣類のお手入れを通じて、
あなただけの○○な気分、育ててみてくださいね。

・・・・・・・・・・


本日の担当は カジコ でした。


【洗濯の扉】では、繋がる縁を大切に育てる面々が、さまざまな視点から発見の扉をひらいていきます。明日もぜひお越しくださいね。


スポンサーサイト
  • -
  • -
  • -

コメント
コメントする