クリーニング徒然なるままに(15)「着物は京洗い」
2012.01.03 Tuesday
皆さん 明けまして おめでとうございます
京都のクリーニング師・繊維製品品質管理士の
murayama です。
今年も私の担当日のブログでは
先の長い支援の必要が思われる「東日本大震災」関連の事も取り上げ続けて行きたいと思います。
色々意見は有ると思いますが、これまでどおり、どうぞご贔屓の程よろしくお願いします
先ずは震災関連から
「新年に 思い様々 祈りたる あすという日に 希望を込めて」
昨年のあの3月11日と言う日以降、様々な事が有った。
人それぞれに色々な思いを持ちつつ暮れた昨年。
明けた年が、そして先ず「あすという日」が良き日であることを祈りつつこの新年を迎えた。
先日の大晦日、恒例のNHK「紅白歌合戦」、
その中で東日本大震災で被災された方々に向けてのメッセージとなる曲がいくつも歌われました。
私が前回ご紹介した
「I love you & I need you ふくしま」猪苗代湖ズ
http://www.youtube.com/watch?v=3CQJuAN2BEY
それとこの曲、
夏川りみさんと秋川雅史さんが歌われた
「あすという日が」
http://www.youtube.com/watch?v=ZhUJrKm-M7s
それぞれにこれまでの色々な思いが交錯して聞かれた事でしょう。
あすという日が有る限り、一歩づつでも復興が進み行く事を信じます。
★ お題 「ご当地」 ★
「初春や めでたき時に 華麗なる 晴れ着姿よ 幾久しけれ」
さて、今年からブログの内容が変わりました。
毎回「お題」に沿って書いていく事となりました。
今回は「ご当地」
私の「ご当地」は 京都 です。
昔から「京都の着倒れ」と言われています。
京都と言う街と着物は古来から密接な関係にあります。
その着物のクリーニングに「京都」にちなんだ名の洗い方が有ります。
それは和服の洗い方で「京洗い」と呼ばれます(別名「生洗い」とも言います)。
「京洗い」とは、着物を解かないでそのまま縮みや型崩れを起こさないように生地に優しい処理方法で洗う洗い方です。
着物の糸を解かずに仕立てた形のまま洗うので洗い張りとは異なり、仕立て変えをしないため、仕立て代がかからない経済的な利点があります。
このお正月、初詣や挨拶参り、祝いの式典など、また間もなく来ます「成人式」でお着物を召される機会も多くなると思います。
召された後の大切なお着物のお手入れにはこの「京洗い」が最適です。ただし、「京洗い」で対象となる汚れは、その主な成分がススやホコリと油分の「着汚れ」で、食べこぼしや泥はね、汗、他に水溶性の汚れが有る場合は一緒に「しみ抜き」もご依頼されと良いでしょう。
「京洗い」を依頼するには着物を買われた呉服屋さんでも受けておられますが、一般のクリーニング店でも和服を扱っておられるお店でしたらやって下さいます。
(当店でもお着物の「京洗い」「シミ抜き」承っております。尚、シミ抜きに関しては別料金になりますので、先に見積もりを出させて頂いています)
これからも大切で華麗なお着物を行く久しくお召いただくためにも「京洗い」を是非お薦めします(^^)
以上、本日は murayama が担当しました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
============================================================
繊維製品品質管理士大阪繊維商品めんてなんす研究会 所属
ヤスイスーパークリーン花園店HP :
http://www.nexyzbb.ne.jp/~mucasa-kyoto_599/
ヤスイスーパークリーン京都ファミリー店HP :
http://kyotofamily.com/shopguide/shop.jsp?shopno=12&foo=1
ヤスイスーパークリーン「しみ抜きブログ」 :
http://blog.nexyzbb.ne.jp/mucasa-kyoto_599/