新津さんからバトンを受け取ったナウでヤングな横浜のクリーニング屋、イトウです。
この「洗濯の扉」というブログは執筆者が複数のクリーニング屋さんという風変わりなブログです。
プロの目から見た「クリーニングってこういう事ですよ!」とか「家庭での洗濯はここに注意ですよ!」とかの話題が毎日更新されています。
そんなクリーニング業界の中で普通に使われているけど、一般の人には「?」的な言葉をひと月前のこのブログに書かせて頂きました。
詳しくは、こちらの投稿記事を見てください。
クリーニング屋さん用語の基礎知識(上級編)
その中で取り上げようかどうしようか、迷った業界用語があったのです。
その言葉、実は私たち関東地方の業者は使わないと思います。意味すら理解不能です。
言葉の響きはとってもインパクトがあって、是が非にでも採用と思ったのですが、あまりのマニアックさに採用を見送ったのでした。
ところが先日、ここのブログでもBossのハンドルネームで投稿されている大阪の中村さんが、Twitterの中でつぶやきました。
『インダラ』
ガンダーラじゃないですよ!(古っ)
言葉の響き的には、淫靡の「イン」に堕落の「ダラ」。
どう考えたってまともな言葉じゃないと感じるじゃないですか、我々小市民は!!(笑)
ところが普通にお店や作業場で飛び交うんですね、この言葉。(主に西の方だと思います。)
「おい!このズボン、どこのお客様の品物だ?」
「あ!それインダラ!」
おわかりでしょうか。
「インダラ」というのは、お客様からお預かりした品物ではなく自前の衣類のことをいいます。
語源は、「インドア(in door )」からではないかという説を聞いた記憶があります。
他にも例えば、クリーニング屋さんが使う丸いカゴがあります。
「パイスケ」と呼ばれていますが、本来は竹で編んだ浅いカゴで、よく土木作業の現場でも見かけます。
これも、元々は「バスケット(basket)」がそう聞こえたからなのでしょうね。
文明開化のその昔、クリーニングは「西洋洗濯屋」として横浜で産声を上げました。
その後も、技術は海外からどんどんと流れ込み、それに伴い使う道具や機械も入ってきました。
機械が洗える洗濯物の量やアイロンの重さなど、仕事にまつわる計量単位にポンドが時々顔を出すのもその名残でしょう。
今回は、外来語が転じて業界用語になった言葉のご紹介でした〜。
さ〜て、明日の洗濯の扉は、長野県の須坂在住のクロちゃんこと近藤さんの出番です。
お楽しみに〜 ングググ・・。
フェード化すると言う説明すら受けておらず、なにがどうなったのかわかりません。
教えて下さい。