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今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
先日の日曜日に、友達のクリーニング屋さんに行ってきました。
街ゼミ、というイベントを町の各々の商店がやっていまして、そこに友達のクリーニング屋さんが参加していたんです。
お店にお客様を招待し、商店主が講師となり、いろいろ教えてくれる、というもの。
今回友達のクリーニング屋さんは、ワイシャツのかけ方とスーツのお手入れの仕方についてセミナーをやったんです。
午前中はワイシャツのアイロンのかけ方。
使うアイロンは家庭用の一般的なアイロンです。
一通り説明し、いざ実践。
でも、言われた通りにやってみても、思うような結果が出ないようで生徒さんの顔が曇ります。
多分イメージしたものにならないんでしょうね
アイロンや洗たくは、皆さんが思うようなイメージにならずに、どうせだめなんでしょう?と諦めてしまう人が多いような気がします。
僕らクリーニング屋さんは、洗えばきれいになるし、アイロンを掛ければびしっとする、と分かっているんですが、これを知っている消費者の方はあまりいらっしゃらないようです。
自分で洗ったら、シワになってしまった、それが取れなかった、洗ても汚れが落ちなかった、そんな体験から服に対して諦めてしまう人も多いんだろうな、と思います。
何でもそうだと思うんですが、コツややり方、というのがありまして。
それを無視してやっても成果はあがならかったりするんですね。
今回も、言われた通りにアイロンを掛けても、思ったように伸びないのでやっぱりだめか、と思われたのかもしれません。
でもね。
ここからが本番なわけです。
アイロンの使い方を簡単にレクチャーするだけで、ものの数分できれいにしわがとれるようになる。
今マンでの仕上がりと段違いできれいになるシャツを見て、アイロンを掛けた本人が驚くくらいです。
僕らからすれば、当然の結果、こうなるのが当たり前なんですが、これを経験したことのない消費者の皆さんからすると、驚きなんですよね。
でも、きれいに掛けられるからと言って、簡単でもないんです。
家庭用のアイロンできれいにしようとすると、ものすごく時間がかかる。
一枚のシャツを掛けるのに10分では終わらないかもしれませんね。
それをどう考えるか?
毎日、その十分をかけてアイロンをっけるもよし。
クリーニングの方が楽、と思うのもよし。
ここは人それぞれの判断で。
でも、アイロンの使い方を知っているだけで、全部かけなくてもちょっとしたしわを取る事が出来るようになるのはいいことだと思います。
こういうセミナーが日本各地で行われるといいなと思いますね。
服は元に戻るんです。
それが当たり前、の文化になってほしいですね。
JUGEMテーマ:お洗濯大好き!
今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
暖かくなってきまして、冬物がクリーニングに出始めました。
徐々にですが、厚いコートやオーバーなどのクリーニングが集まり始めています。
今、洗濯代行が流行っているそうです。
洗濯代行ってご存知ですか?
皆さんの代わりに、洗濯ものをコインランドリーの機械に入れ、お金を投入し、洗った後に畳んでくれるサービスなんです。
それってクリーニングではないの?と思うかもしれませんが、これが違う、と主張をしています。
あくまでも、お客様の代わりに洗濯を代行している、と。
これが今流行っているらしいんですね。
主に下着とかタオルとからしいです。
クリーニング屋さんは下着は洗えないので、確かにクリーニングではありません。
でも、釈然としませんよね。(笑)
なんか、うまい具合に言いくるめられているけど、クリーニングみたいなものでしょ?と。
品質だけでいえば、洗濯代行とクリーニングは全く違いますね。
洗う、って細かい違いで品質に差が出ます。
僕らクリーニング屋さんは下着を洗う事が法律で出来ない事になっていますけど、もし僕らも下着を洗っていいのなら、洗濯代行に比べて圧倒的にきれいにする事が出来ると思いますよ。
服を機械に入れてお金を入れてボタンを押す、これだけの事ですけど、まだまだ品質を上げる余地ってあって、僕らクリーニング屋さんは国家資格を持っているので、科学的な知識を使う事が出来るので、きれいに出来るんです。
ただ機械に入れるだけでは綺麗にはなりません。
洗濯代行は、以前は入院患者さんを抱えているご家族やお年寄りを介護しているご家族がよく使っていたようです。
洗濯する時間もない、でも、汚れものは溜まっていく。
そういう人たちが利用をしていました。
今は、富裕層の人たちが、利用していると聞いています。
ある調査では、洗濯は好きだけど畳んだりアイロン掛けは嫌いだ、と。
洗濯代行はアイロンは掛けません。
でも、畳んでくれるので、とても便利だと思います。
しかし、クリーニング屋さんのように細かい汚れを気にしてしみ抜きをしてくれるわけではないので、洗いで落ちる汚れしか落とせなかったりします。
お子さんが汚してくるような汚れは厳しいかもしれませんね。
逆に、大人が汗をかいた、とかいうような汚れならちょうどいいかもしれません。
まだ、一部地域でのみのサービスですが、コインランドリーのように全国的に広がる可能性もあります。
皆さんのおうちの近くでも始まるかもしれませんね。
JUGEMテーマ:商い・商売に対する姿勢
今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
洗える、ってどういう事か考えたことありますか?
洗えるという言葉がさすものは、意外と範囲が広いんです。
でも、皆さんそんなの気にせずに普通に使っています。
アパレルショップで、これ洗えますか?洗えますよ!
こんな言葉、何度も交わしているでしょう。
でも、実際に洗ってみたら思うようではなかった、という事も多いんではないでしょうか?
洗えるって言ったのに。
こんな変になっちゃって。
では、店員さんが嘘をついたのか?というと、実はそうでもないんです。
洗える、という意味が違うんですよね。
洗える、という言葉には、二つの意味があると思うんです。
その商品を洗う事が出来るか?という事と、その商品がおかしくならないまま洗う事が出来るか?という事。
この二つは似ているようで全然違います。
とにかく洗う事が出来るか?という意味ではほとんどの衣類を洗う事が出来ます。
それも家庭で、水で。
物理的に水に濡れただけでおかしくなるのは、レーヨンという素材だけ。
レーヨンは水に濡れると縮んでしまうので基本洗えません。
でも、そのレーヨンですら、縮まないような加工を施されていて、絶対洗えないか?と言われると、洗う事が出来ると言ってもいい状態です。
このように、洗った結果の変化を気にしないのであれば、たいてい洗う事が出来るんです。
で、意外と、変化に疎い方がいらっしゃいまして、そういう方は、全然洗えるよ?なんて言ったりします。
そして、意外とブランドショップの店員さんでもこういうことを言う方がいらっしゃいます。
もう一つの洗える、は、洗った後の変化がなくて洗える事を指します。
つまり、洗った後も洗う前とほぼ同様な感じで洗える、という事。
クリーニング屋さんが言う、洗えるというのはこの事を指しています。
そして逆に、クリーニング屋さんが洗えない、というのは、元とほぼ近い状態で洗う事が出来ないよ、という事なんです。
洗う事は出来る、でも、風合いや形、色がおかしくなるから洗えない。
クリーニング屋さんはプロなので、こういう基準で洗えるか洗えないか、決めています。
洗える、って一言で簡単に話をしてしまいますが、相手がどういう意味でいっているのか?よくよく聞いてみないと、痛い目に合う事も多いです。
特にブランド品などは、デザインそのものに意味が込められているので、水で洗ってしまうと形を維持できなくなることがあります。
素材から見ても水で洗えるのに、洗濯表示で洗えないとなっているのはこのため。
水で洗うとシルエットが崩れる、形の維持が出来なくなる、そういう理由からなんですね。
店員さんが洗えますよ、と言っているのを聞いていると、自分の店の商品に無責任な事をいうなあといつも思います。
僕らが問い合わせれば、きつく言われるに、お客様には簡単に洗えますよ、という。
その結果、洗っておかしくなってしまった人がどれだけいるか・・・・・。
家庭で洗いたい人が増えているからと言って、無責任に洗えますよ、というのはやめてほしいですね。
せめて自分のお店でしているものは、自信を持ってクリーニングへ、と言ってもらいたいです。
デザインを維持し、形を維持して着たいなら、ドライクリーニングが一番です。
洗いでの節約はあまりいい事はないので、素直にクリーニングを利用しましょう。
JUGEMテーマ:お洗濯大好き!
皆さん、こんばんわ。
今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤が送りします。
パソコンのメンテナンスをしていたら夜になってしまいました。
日頃のお手入れが大事なのはパソコンも衣類も同じようです。(笑)
さて、今日の話題は、家庭でしみ抜きをして、失敗してしまった後の話。
最近、雑誌やテレビなどをご覧になって自分でしみ抜きをしたり、洗ったりして事故を越してしまう人が多くなってきました。
そして、どうにかしてください、とクリーニング屋さんへ持ち込まれることが増えてきています。
直せるものと直せないもの、当然どちらもあります。
ものによっては致命的なミスを犯してしまう事もあるんですね。
でも、昔に比べて格段にクリーニング屋さんの技術が上がっていて、直せるものも増えてきました。
全部のお店ではありませんが、特殊技術を持っているクリーニング屋さんもちらほらとあります。
お近くになくても、宅配便で受け付けてくれるところもあります。
で、問題は直すときにかかる費用です。
これ、かなりお高いんですよ。
以前テレビにしみ抜きの先生が出ていまして、そのときの話で、色が抜けた時の色修正で一か所6000円とか。
大きさによってはさらにかかります。
また縮みの修正などは、2000円から5000円ほどかかることも。
普通にクリーニングに頼んでおいた方がはるかに安く済んでいるような金額です。
仮に素材が特殊だったとしても、ですよ。
いかに自分でやって失敗した時の代償が大きいか?お分かりになると思います。
また先ほども書きましたが、どこでもやっているという訳ではないので、やってくれるお店を探すところから始めなければいけません。
見つかってもすぐやってもらうのは難しく、長ければ半年以上待つなんてことも・・・・・。
今、皆さんが見ているしみ抜きのやり方や洗い方って、手順だけなんですね。
でも、洗いやしみ抜きで大事なのは、そこではないんです。
一番大事なのは、その服の特徴を知ることなんですね。
水で洗えるのか?
擦れに強いのか?
色が抜けやすいのか?
どんなものに強くてどんなことに弱いのか?それを知って、その上で出来る処理をしていく事が大事なんですよ。
しょうゆだからこのやり方、ボールペンだからこのやり方、ではいつかどこかで事故を越してしまいます。
テレビや雑誌などでは、必ず生地はこれです、と説明をするんですが、番組側がそれよりも手順の方を優先するので、皆さん勘違いされてしまうんですね。
てれんてれんだから、とか、固いから、とか、服をそういう見方をしていると危ないです。
一か八か、でやるのなら、クリーニング屋さんに任せた方が絶対安心です。
もし自分でやるのなら、覚悟を決めるか、どうなっても構わない服で挑戦してみてください。
まだ着たい服なら、クリーニング屋さんにお任せを。
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今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
関東地方、まだ梅雨が明けていません。
なのに、暑い日が続いています。
沖縄や九州など一部では梅雨が明けているようで、暑くてもカラッとしているらしいのですが・・・・・。
ちょっと雨がひどすぎますね。
梅雨明け前ですが気持ち的にはもう真夏。
着ている服買う服も夏仕様になっていると思います。
この時期着る物や買うものは、汗をたくさんかくので洗たくやクリーニングを視野に入れていると思います。
出来れば自分で洗えるもの、そしてなるべく涼しいものと選びたくなりますよね。
しかし、一見涼しそうで、自分で洗たく出来ないものがあります。
それがレーヨンが混ざっているもの。
レーヨン、水に濡れただけて縮んでしまうんですよ。
なので、レーヨンが使われている服は基本的に水洗いが出来ないという表示になります。
ぎゅーっと縮むというよりは、固くなる、と言ったイメージなんですが、それゆえに、表示を無視して洗ってしまう人も多く、あまり生地の変化を気にしない人であればそのまま着れてしまったりもします。
また、レーヨンが使われていても、自宅で洗たくが出来るという表示が付いているものもあります。
こちらは、事前に縮ませてから記事にしていたり縮み防止の処理をされているため、自宅で洗っても変化が少ないように出来ています。
夏服を買う時は必ず、表示を確認するようにしましょう。
今出ている服には、新しい表示が付いています。
表示の範囲内なら洗える、という事なので、表示に従っていれば事故など絶対起きません。
信用して検討してみてくださいね。
もし、洗濯が出来ない表示の物だったときは。
長くいい状態を維持するために、クリーニングを利用しましょう。
やっぱりクリーニングはすごいな、と再確認する出来ると思いますよ。
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今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
梅雨に入りました。
思ったよりも雨が少なくて逆に暑いくらいなんですが、それはそれで汗をかくのでつらい時期になります。
洗濯物が臭ってしまう時期でもあるし、着用してて汗臭くなるし、におい対策に翻弄されますね。
臭くなるから、毎回洗う。
こういう人が増えているそうです。
本来、そんなにクリーニングや洗たくをしなくても大丈夫なものも、一度着たらすぐ洗濯をしたい、という人が増えています。
洗っても洗っても匂いが出てくるので、過敏になってしまっているような気がしないでもありません。
臭いと汚れには関係があります。
簡単に言うと、汚れがにおいの原因なんですね。
直接的に汚れがにおいを発している事もありますし、汚れに菌が付着して匂いを発生させているケースもあります。
また、逆に菌が付着をしていて後から汚れが付いてくる、というケースも。
臭いの原因をきちんと突き止めないと、毎日洗っても匂いが発生してしまいます。
臭いだけ見れば、消臭剤で消す事が出来ますね。
これもケースバイケースですが、原因が残っていると匂いをその場で消したとしても、また出てきてしまったり。
最近は、韓国製の機械で、オゾンを利用して消臭する機械が売られています。
洋服をハンガーにかけて機械に設置をすると、数時間後に消臭されているというもの。
オゾンは業務用でも使われていまして、その効果は強力です。
でも、先ほどの話と一緒で、匂いはその場で取れますが原因があると、また発生をしてしまいます。
まず、原因をしっかりと取り除きましょう。
汚れが直接臭いを出していても、菌が発していたとしても、その大本はやはり汚れです。
洗いの段階できちんと汚れを落としておけば、匂いが発生するまでに相当時間がかかります。
水で洗うと汚れが落ちると思いがちですが、汚れってかなり頑固なんですよ。
クリーニング屋をやっていて思いますが、本当にきれいにしようとすると手間を掛けなければいけない。
これを普通の生活でやろうと思ととても大変です。
よごれも、菌も、クリーニングでならきれいにすることも可能です。
家庭では使えない蒸気やお湯、さらに高温での感想など。
汚れや菌をいろんな角度から落としていく事が出来るようになっています。
頻繁に洗わなくても、臭わなくなるんですね。
冬場に比べれば、洗う回数は多少増えますが、クリーニングなら毎日洗う必要もありません。
ただし、スーツなどはそれなりに着数が必要ですよ。
3着くらいを着まわしているのは、かなり厳しいです。
スーツが汗を放出したり、毛を回復させる時間が足りないので傷みやすくなります。
夏場は少し多めに持つことをお勧めします。
一か月後には夏がやってきます。
今年も無事に乗り切りましょう。
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ドライクリーニングと家で洗うドライマークの洗剤は違う、という事がだんだんと浸透してきたように思います。
最初のころは、自宅でドライクリーニングをする!という方がとても多くて、その違いを説明するのにとても苦労しました。
僕らプロのドライクリーニング、油で洗う、というのが消費者の皆さんにはイメージしづらい。
べとべとした油をイメージしてしまって本当のドライクリーニングが分からないからなんでしょうね。
本物のドライクリーニングの液体は、さらっさらで、見た感じは水や日本酒のようなんですよ。
ドライマークが洗える洗剤と、ドライクリーニングの違いはだんだんと分かってきていただいているように思います。
しかし、そうなってくると、今度は家での水洗いとクリーニング屋さんの水洗いと、違いが全くないように思う人が出てきているようです。
水で洗うなら自分で洗うわ、そういう人もいますよね。
水なら家にもあるし、同じ条件だし、何も違いはないでしょう?と。
実は、僕らの水洗いと、皆さんのご家庭でのおうちクリーニングとでは決定的な違いがあるんです。
その違いとは?
助剤と呼ばれる、洗剤を補助する薬品を使う所にあります。
そもそも、洗剤にはいくつかの薬品が含まれていまして、主成分である界面活性剤のほかに、アルカリ剤や、おしゃれ着用には生地を保護する成分も含まれていたりしますね。
これらを一つにまとめた洗剤がご家庭で使われている洗剤、僕らでいう所のワンショット洗剤というものになります。
クリーニング屋さんの場合は、一つにまとめているわけではなくて、洗うものに合わせて、洗剤のほかにいろいろと足していくんです。
例えば、ソフトな生地を保護するために保護成分を足したり、さらに洗浄力を上げるために薬品を足したりします。
まだまだありますよ。
洗いあがった後に、必要な時は油を足すこともあります。
洗浄で余分に取れてしまった生地本来の油分を補う事で風合いを戻したりします。
また、水で洗うと腰が抜けてしまいがちなので、糊のようなもので腰を復活させることもします。
ただ洗うだけでは水は影響が大きすぎるんですね。
合わせて足してあげたり保護をしてあげないと。
これをしているのが僕らクリーニング屋さんの水洗いです。
同じように水を使って洗っているけど、全く別物と考えていいでしょう?
料理と一緒ですよ。
ご家庭でも、料理屋でも、使っている素材は同じ。
でも、掛けている手間の差が、味の差を生み出します。
ご家庭では、生活の一部でいかに手間暇をかけないでやるか?も大事ですから、僕らのように手間暇をかける事は難しいと思います。
衣替えは大事な時期です。
汚れをきちんと落として、次のシーズンまた着る事が出来るようにしておくには、クリーニング屋さんに任せるのがいいと思います。
ぜひ、お近くのクリーニング屋さんへ。
JUGEMテーマ:お洗濯大好き!
今日の洗濯の扉は、東京都府中市 一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
段々と衣替えが始まりました。
三寒四温の日々とはいえ、さすがに厚手のコートは必要がなくなってきて、クリーニングに集まり始めています。
休みの日程に合わせてスーツのクリーニングも増えてきましたね。
最近は、断舎利やミニマムな生活、というのが流行りだそうで物を持たない生活を目指している方が多いと聞きます。
必要以上のものを持っていても邪魔になるだけで使わない、本当にその通りで、衣類なんて言うのはそういうものが多いんじゃないでしょうか?
買ったはいいけど、一度も着なかった、そういう服ってたくさんクローゼットを占拠していると思います。
お店で店員さんに勧められたときはよかったんだけど、いざ帰ってみたら着る勇気がなかった、とか。
昔でいう、タンスの肥やしになってしまうんですね。
衣替えの時は、そういった気なかった服を処分するチャンスでもあります。
廃品回収の日に出してもいいですし、最近は古着を回収しているお店もあったりしますので、そこに出してもいいのかな、と。
そして、いらない服を処分したら、次にしてほしいのは必要な服を揃えて欲しいんです。
なんだか矛盾したような話をしていますが、これってとても大事な事なんですよ。
着ない服は必要ありませんが、着る服は必要なんですね。
これ、洗濯やクリーニングを考えるより大事な話なんです。
服は汚れたら洗わないと着る事が出来ません。
でも、洗おうとすると、それなりに時間がかかってしまいます。
家で洗う事が出来る服でも最低一日。
何か用事があって洗う事が出来ないと数日開いてしまう事もあります。
雨が続いて乾かないともっと。
クリーニング屋さんに出しても最速でその日のうちに。
じっくり仕上げてもらうと一週間ほど着る事が出来なくなってしまうんです。
つまり、服は、洗っている間も着る事が出来るくらいの量は必要、という事なんですね。
着ない服はいりませんけど、洗っている間に着る服は必要な服、そう思うと最低一週間分の服は持っていないといけないという事になります。
ミニマムな生活で、数着あればいい、というような話を目にしますが、ちょっと足りないかな、と。
本当の必要最低限って、もう少し必要なんではないのかな、と思うんです。
服の着数を増やすと、いい事が起こります。
余裕を持って着まわせるので、服が傷まなくなります。
柔らかい服は柔らかいままに、色もくすみにくく、綺麗な状態で着る事が出来るように。
洗っている間も、他の服を着る事が出来るので、安心ですしね。
本当に必要な服の量って、一週間着る分+数着だと思います。
余裕を持って、という事ですね。
このくらいの量なら、クローゼットをも圧迫しないと思いますよ。
管理もしやすいので、衣替えの時に洗い忘れとかも起こりませんし。
ぜひ、今回の衣替えの時に、着ない服は処分して、必要な服を買い足してあげてくださいね。
JUGEMテーマ:日常
今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
最近、自分の服にあまり頓着のない人が増えている、と耳にしました。
普段着はもちろん、会社へ着ていくスーツやyシャツにこだわらない人が増えているとか。
クリーニング屋の僕らもそれは何となく感じていて、スーツの着数を持たなかったり、あまり洗わなかったり、しわくちゃのまま着ている人を見かけたり。
服に対する意識は相当変わってきているなあと感じています。
でも、自分は気にしない、と思っていても、周りは違うようで・・・・・。
今日ご来店くださったかわいらしい女性のお客様。
会社での出来事を話してくださいました。
同じ職場に働いている男性、いつもなら遠目に見ているだけなのですが、たまたまエレベーターで一緒に乗り合ったところ、yシャツがしわくちゃで真っ黒なのに驚いたんだそうです。
なんでそんなに汚れているの?と思ったそうで、うちに来てお話をしてくださいました。
洗わないで着ているのかしら?
とおっしゃいますが、肌に触れるyシャツを洗わないで着ていると、黒くなるよりも黄色く変色をしていきます。
なので、洗ってないという事はなさそう。
では、どういう事が思い当たる?と言われると、次のようなことがあると思うんですね。
一つは、自分で洗っている。
クリーニングに出さずにyシャツを自分で洗う人もいらっしゃると思います。
最近は形態安定加工が施されたYシャツも多いので、ノーアイロンで着る事が出来るとサラリーマンには便利なアイテム。
しかし、この形態安定が落とし穴になるんですね。
自宅で洗うと、ほとんどの人が糊付けをしません。
ノーアイロンで着れるので、アイロンもかけませんから糊付けもしない。
しかし、この糊付けが大事なんですよ。
糊付けは、パリッとさせるためにつけるのではなくて、汚れを落とすためにつけているんです。
yシャツ全体をコーティングして、次に洗う時に汚れと一緒に洗い流すためにつけています。
この糊付けを怠ると、汚れが蓄積していっても黒くなっていきます
もう一つはクリーニング屋さんいだしてはいるけど、そこで黒っぽくされてしまっている。
クリーニング屋さんでも、仕事はみんな違いまして、汚れ落ちにも違いがあります。
yシャツのクリーニング代も、ピンからキリまでありまして、どれを選んでいいか?わからない人もいるでしょう。
毎日着るものだから安い方がいい、クリーニングなんてそんなに変わらない、と地域最安値の所をご利用する人もいらっしゃるでしょうし、品質にこだわりを持って相応の料金を出してクリーニングされる方もいらっしゃると思います。
この値段の違い、どこから来るか?というと、どこまで手を掛けているか、少ない枚数で洗っているか?にかかってきているんですね。
つまり、安く洗うためにはいろんな所のコストカットをしなければいけない、という事なんです。
一番やりやすいコストカットは、洗濯機の限界以上に押し込んで洗う事。
一度に50枚洗える洗濯機で、一度に100枚以上で洗ってしまうとか。
洗えない事はないのですが、それだけたくさん突っ込んでしまうと。汚れ落ちも変わってきてしまいます。
それらが積もり積もって、黒くなってしまう、そういう事もあります。
もし、クリーニング屋さんに出していて黒いのなら、お店に一言言って扱いを変えてもらうか、別のお店を探して試してみると、改善することがあります。
今回のお話は、シワもかなりあったという事から、たぶんご自宅で洗っていたケースだと思うんですね。
形態安定なのに、なんでしわくちゃ?と思うかもしれませんが、そもそも形態安定加工は影響的なものではないんですね。
加工には限界がありまして、上手に洗たく出来て、20回ほどの洗濯で形態安定加工が取れてしまいます。
早ければ10回ほどで。
その後は普通のyシャツと同じで、アイロンを掛けないとしわが取れません。
その時はクリーニング屋さんへ出していただくか、ご自分でアイロンを掛ける必要があります。
上着を着ていればばれない、そう思いがちですが、周りの人は意外と見てるみたいですね。
営業の方やクレーム担当の方など、人にある機会の多い人はYシャツやスーツのクリーニングに少しだけ気を使ってみてもいいと思います。
イメージも変わりますし、何よりお客さん受けがよくなりますからね。
自分のyシャツ、見直してみてくださいね。
JUGEMテーマ:お洗濯大好き!
今日の洗濯の扉は、東京都府中市の一伸ドライクリーニング店 工藤がお送りします。
いろんな所で書かれていますが・・・・・、ドライクリーニングとドライマークが洗える洗剤とは違うってご存知ですよね?
いまだにお問い合わせをいただいたときに、家でドライクリーニングをしました!とか言われることがあります。
家庭でドライクリーニングはできません!!!!!
ドライマークが洗える洗剤は、ドライクリーニングではないんですね。
そもそも、ドライクリーニングとか、水洗いとか、何が違うんだ?という話をおさらいしてみると、簡単に言うとこういう事なんです。
洗剤を水に溶かして洗うと水洗い。
洗剤を有機溶剤(灯油みたいなもの)に溶かして洗うとドライクリーニング。
要は、洗剤を何で溶かして洗っているか?でドライクリーニングか水洗いか?決まっているんですね。
有機溶剤はご家庭では入手できませんから、家ではドライクリーニングはできないんです。
皆さんが今やっているおうちクリーニングは、みんな水洗い、という事になります。
さて、皆さんがやっている水洗い、そのデメリットはご存知ですか?
水で洗うときに怖いのは縮みや色泣きですよね。
最近の洗剤はよくなっているので、縮みづらくなっています。
誰でも簡単に扱いやすくなりました。
しかし、本当に怖いのは縮みではないんですよね。
水洗いで本当に怖いのは、生地の腰が抜けること、なんです。
どういうことか?というと、水で洗うとき時の腰が抜けて、テロンテロンになってしまいます。
ヨレヨレ・・・・とまではいきませんが、生地の張りがなくなります、
人によっては柔らかくなった、という人もいるかもしれません・・・・・がそれは間違いです。
柔らかくなったのではなくて、腰がなくなったんですね。
腰がなくなるとどうなるか?
着くずれを起こし始めます。
生地に原形をとどめるだけの張りがないので、着ていると段々と形が崩れてくるんです。
さらに、ヨレヨレになるので、段々と古ぼけてきます。
さらに水洗いを繰り返すとこの状態が加速をしていって、最終的には見るも無残な状態に。
この服はもうだめだね・・・・、と捨てることになります。
水洗いって確かに汗の汚れなども落ちやすいのですが、反面、服に対して影響が大きすぎるので服本来の寿命を減らしてしまっているんです。
もし、これを本当にドライクリーニングをしていたら。
服の腰が抜ける事がないので、着崩れる事はありません。
何回着ても、何度洗っても、原形をとどめているので、買った時の形のまま着る事が出来ます。
着崩れないという事は、余計なところに圧力などもかからない、という事。
結果的に、服が長持ちするようになります。
ものによっては何年も差が出てしまいます・・・・・。
今、何でも自分で洗っている人がいらっしゃいますが、洗濯は適切な方法を選んでしないといけません。
自分で洗う方がいいもの。
クリーニングに出す方がいいもの。
洗濯のメリットデメリットをきちんと知って、正しく選んで洗ってくださいね。
そうすると、長持ちするようになりますよ。
JUGEMテーマ:お洗濯大好き!